アメリカンフットボールとカナディアンフットボールのゴールの位置

アメリカンフットボールでは、ゴール(キックを入れるところ)がエンドライン(グラウンドの一番端)にあります。

物凄く昔のアメリカンフットボールの映像を見ると、ゴールライン上に立っている映像があります。

 

いつから、どのような経緯でエンドラインにゴールが移ったのか、日本語で検索しても見つかりませんでしたので、英語で調べて自分なりにまとめました。

間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。

 

①(1912年以前)そもそもアメリカンフットボールにはエンドゾーンゴールラインエンドラインに挟まれたゾーン)は存在しなかった。(パスはゴールライン手前で受け取ってゴールラインを越えなければならない)当然、ゴールもゴールラインに立っていた。

 

②(1912年)エンドゾーンが作られ、エンドゾーンでパスを受け取るというプレイが出来るようになった。その際、ゴールはゴールラインに留められた。

 

③(1933年,NFL)ゴールがプレイの邪魔という意見が増えてきたため、エンドラインに移した。

 

という流れのようです。

ここまでは、なるほどーと思ったのですが、類似の球技であるカナディアンフットボールは、何故ゴールラインのにゴールが立っているのか、理由はおおよそ以下の通りのようです。

 

カナディアンフットボールも出来た当初、エンドゾーンは存在しなかった。

エンドゾーンの導入。エンドゾーンアメリカンフットボールより広い20yard幅(アメリカンフットボールでは10yard幅)

・なぜ、エンドゾーンが広いかと言うと、カナディアンフットボールでは、キックがエンドゾーンの外に出た場合やエンドゾーン内でプレイ終了した場合に1点獲得できるプレイ(シングルポイント(別名:ルージュ))というルールがあるため、エンドゾーンを狭いとその得点があまりに入りやすすぎるため。

カナディアンフットボールではエンドゾーンアメリカンフットボールより広いため、エンドゾーンにゴールを移すことが出来なかった。(フィールドゴールキックの距離が伸びすぎるため)

・プレイに干渉するというのは昔のアメリカンフットボールと一緒。たまに投げたパスがゴールに当たってしまっている映像もある。

American football field - Wikipedia

 

世界中のいろんな派生フットボールの映像をたまに見ています。

カナディアンフットボールアメリカンフットボールに似ていますが一味違って面白いです。

是非調べてみてください。


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